マイナンバーが始まって久しいですが、通知カードだけではなくマイナンバーカードを作ってみようかと思い、申請を行いました。
その簡単すぎてまとめすら不要なやり方をご紹介します。
そもそもマイナンバーってなに
マイナンバーカード総合サイトによれば以下の定義だそうです。
マイナンバーとは行政を効率化し国民の利便性を高め、公平公正な社会を実現する社会基盤です。住民票を有する全ての方に1人1つの番号をお知らせして、行政の効率化、国民の利便性を高める制度です。
https://www.kojinbango-card.go.jp/mynumber/
公平公正と利便性であって、国民の利益(資産的な)になるものではないという風に受け止めました。性根が曲がっているでしょうか。
住民票を持つ国民に番号を振ることで、名寄せや状況の把握がしやすくなるというのは、データを触っていた経験からも、(データを扱う側としては)とてもありがたい制度である
ただし(データを入力する側、マイナンバーで管理される側)ユーザ側としては、ありとあらゆる場面でマイナンバーを求められ、機密事項として扱われ、面倒な割にこれといった利便性というメリットが享受できていないという印象です。 と思います。
マイナンバーカードを持つメリット
マイナンバーを持つメリット(利便性)にはどういったことがあるでしょうか。
マイナンバーを証明する書類として
マイナンバーの提示が必要な様々な場面で、マイナンバーを証明する書類として利用できます。当然と言えば当然ですが、まずこれが第一です。
各種行政手続のオンライン申請等に
マイナポータルへのログインをはじめ、各種の行政手続のオンライン申請等に利用できます。身近で最も活用できるサービスではないでしょうか。
コンビニなどで各種証明書の取得に
コンビニなどで住民票、印鑑登録証明書などの公的な証明書を取得できます。 すでに600を超える市区町村がサービスを導入しており、導入されている市区町村の人口累計は、約9,600万人となっています。
なかなか役所に出向いて住民票をとったり、出張所へ出向く、土曜の開庁時間に足を運ぶという手間を考えると地味に効いてくるメリットです。
とはいえ、住民票をとらなければいけないケースって年に何度も無いんですが、なぜ役所に行くという行動そのものがとても重く感じるのでしょうか。
マイナポイントは期待のポイント制度
すでに運用済みのマイナンバーカードサービスのほか、マイナポイントというサービスも検討されています。
総務省のマイナポイント解説サイトによればとんでもないポイント還元が計画されています。それも令和2年です。
マイナンバーカードを活用した消費活性化策とは、一定額を前払い等した者に対して、マイナンバーカードを活用したポイントである「マイナポイント」を国で付与するもの。キャッシュレスで2万円のチャージまたはお買い物をすると、5,000円相当のマイナポイント付与!(プレミアム率25%)
https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/promotion/
マイナポイントの流れ図は、同じく総務省の解説サイトでは以下のように紹介されています。
マイナンバーカードがキーになるので、この還元を受けるためにはマイナンバーだけではなく、マイナンバーカードそのものが必要になります。
マイナンバーカードがなければ、マイナポイントの入り口に立つことすらできません。
交通系を優遇してほしいとは思いますが、○○ペイも必要になってしまうのでしょうか。
という心配をしていたら、マイナポイントの利用イメージ(一例)①に思いっきり交通系を意識した図が紹介されていました。
先にICとマイナポイントを紐づけるという話なら、面倒なことはなさそうで非常に良さそうです。そんなメリット(利便性ではない資産的な)を教授するためにマイナンバーカードを作成しましょう。
マイナンバーカードを作ろう
マイナンバーカードを作るためには、マイナンバーの通知カードと一緒になっていた、申請書IDが必要になります。申請書IDがわからない場合には、管轄の役所に問い合わせる必要があります。
今回はオンラインで申請を行う流れを追っていきます。
オンライン申請で必要なもの
以下の準備できていることを確認してください。
- 申請書ID
- 連絡のつくメールアドレス
- デジカメもしくはスマホで撮った顔写真
マイナンバーカード総合サイトから申請を行う
マイナンバーカード総合サイトにアクセスします。
マイナちゃんゴリ押しのサイトのオンライン申請をしてみようをクリックします。
利用規約と年齢確認を行い、確認ボタンを押して次の画面へ。
ここで申請書IDの入力があります。1つ1つのセルには桁の概念が無いので、4桁ずつ入力しては隣のセルへという入力が必要です。メールアドレスは連絡用なので普段良く見ているメールアドレスを入力します。確認を行うと、メールによる認証を挟みます。
メールによる認証
顔写真のアップロード
続いて写真のアップロードです。これがカードにプリントされるうえ、10年使うものになりますので、それを考えてしっかり撮った写真を準備してください。
ただし画像を加工したものは登録NGになる場合があるので、ご注意ください。
この後は確認画面を経て、マイナンバーカードが発行されるのを待つばかりとなります。
写真が条件に合わず審査保留に
申し込みから2日ほど経った時に、事務局からメールが届きました。
顔はしっかり映っていたと思うのですが、タートルネックが顎にかかっていたことが原因か、あるいは写真を撮った部屋の壁紙が無地でないと判断されたのか・・・
仮説はこの2つで、今度は首まで映る格好で、冷蔵庫の側面を背景にして撮り直しを行いました。
写真のアップロードの手順は以下のようになります。
- 不備メールの案内URLをクリック
- 事務局から認証コードが送付されてくるのでメールを確認
- 1でクリックした先にあるフォームで認証コードを入力
- 案内に沿って再びファイルをアップ
審査結果はどうなるでしょうか。
またまた審査落ち
たぶん顔が近すぎてバランスの問題で落ちたのだと思います。仕方がないので証明写真を探し出し、それをスマホで撮って切りぬいて送付することで何とか合格することができました。
ここまでですでに1か月以上経過しています。
受け取り通知がやってきた
マイナンバーカードができたので、役所に受け取りに来いという通知が郵送で届きます。
その通知ハガキのほか、マイナンバー通知カード、本人確認書類が必要です。
引き渡しの際に、暗証番号をその場で決めることになるので、それも考えていったほうが良いです。
数字4桁と英数字混合の6桁以上の2種類です。
本人確認後に、パスワード設定、証明書設定が完了すれば、晴れてマイナンバーゲットとなります。
私は確定申告の電子申請に使いたいなと思っています。一部のスマホでも問題なさそうですが、私の機種は対象外。カードリーダーないとダメなんですね。
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