新入社員に知ってほしいこと。会社が求める社員と社員が求める会社

自己啓発
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つい先日、こんなツイートを見かけたので脊髄反射的に記事を書き始めてしまいました。

新入社員は自分のエサ代を稼げないので、社会人としてのふるまいを書かれたものかなと思います。とはいえ、これらを持ち上げて、これはいいぞ!みんなに知ってもらわないと!とは思わず、3割くらいは同意、7割は何言ってんのという感想です。

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個人がちゃんとやったほうが良い点

経験的にこれは同意の部分で、うまく立ち振る舞うと良い印象を持ってもらえる行動です。私の経験上に基づくものなので、違う生き方の方には違う感想があるかもしれません。

元気な挨拶

元気な挨拶はあったほうが良いスキル。一種の癖付けです。
会社の社風によっては、あまり元気の良すぎる挨拶が敬遠されることがありますが、朝の元気な挨拶がマイナスにとらえられることは新人のうちは無いと思います。

挨拶は言葉であり、発声です。つまり筋肉なんです。

挨拶ができる人がしない という選択はできますが、挨拶ができない人が突然できるということはあり得ないからです。

普段から声を出す、挨拶をするコントロールをしておかないと、場を読んで挨拶をすることができなくなるので、これはお勧めします。

早めの出勤

私が何社もの転職経験と何十社もコンサルをやってきて、日本人に対して最も効果的だったのがこれです。

日本人って面白いのが

  • 交通事情が悪いのにちゃんと来る
  • いつも20分以上前に来ている

これを満たしているような人は、割と悪く言われることが少ないです。
逆に遅刻やいつもぎりぎりに来るような人を叩く文化が根強くあります。

人が嫌がる仕事を率先してやる(仕事ではないこと)

業務分掌の仕事ではなく、職場環境の整備という意味での人が嫌がることを指します。

特に整理整頓、清掃。

給湯室があればその周りの掃除、シュレッダーがあれば屑の交換、自身の机の雑巾がけ。

周りの人が実は見ているという仕事です。

偏見を含んで書くと、女性社員が多い職場で男性がやる場合には良いですが、女性が同じことをやるといじめにあうかもしれません。

マネージャーがしっかりやらないと機能しないこと

報連相しっかり

すごく曖昧ですね。しっかりって何なんでしょうか。
なんでもかんでも報告されてもなぁという気がします。
報告する側が未熟である前提であるならば、何を報告したらよいかのフィルターをかけることがとても難しいと考えられます。

報告された側がすべてを判断、取捨選択する必要があり、報告を受けるリーダー、マネージャー職に能力が不足していると、これは機能しません。

上司に報告してんのに、なんもしてくれない

この感想が間違いなく出てくることになります。

一度言われたことは忘れない(忘れてもいい)

何度か言われたことは忘れない が正解かなと考えます。

一度言われたことが正しいかどうかは、シチュエーションや捉え方によってその本質が変わることがあります。

もらった書類は棚に置いてください

たとえばこんな指示が出たとします。

もらった書類の定義(見積書、発注書、請求書、契約書、休暇申請。。。)によって物事が変わるかもしれません。

一度の指示を客観的に多方面から見直して、その指示の本質が見抜けないうちは、何度も聞き直すことが必要だと考えます。

1回しか説明しない系の人は私は信用しないので、この手の人は無視して何回も説明を求めたほうが良いです。

たいてい、1回しか説明しない系の人は本質がわかっていないから、複雑なパターンに対応できません。いろいろな角度から質問の仕方を変えると、違うことを言い出すタイプです。

自分の理解があっているかを確認すべきで、大事なのは指示を復唱することではありません。なので、一度言われた内容を正確に覚えておく必要はありません。

忘れる代わりに、ポイントを記したメモは残したほうが良いと思います。

できることを誰よりもやる

むしろ、これが仕事であるならほかのことやる必要ないですよね。

できることっていうものが、ただ電話を取るだけ、コピーを取るだけ、同じ仕事だけ、とレベル感や内容によって大きく差が出ます。

仕事を依頼する側が、能力に応じたアウトプットを期待するのであって、個々人が判断をしてやりたいことを好き放題やってもらっては困ってしまいます。

パワポの資料作りが得意だから、せっせと8時間パワポの資料を作ってました。

時間管理をする人がいないとこれも無駄になります。

人が嫌がる仕事を率先してやる(仕事のこと)

程度にもよりますが、嫌がる仕事を率先してやるだけだとただの便利屋になります。

都合のいい社員になるので、自身の仕事+他人の仕事まで残業しているにも関わらず、それを頼んだ人々は定時に帰るという現象が起こります。

マネージャーもこの手の都合の良い社員はとてもありがたいので、止めることはしないでしょう。

人が嫌がることには必ず裏があります。

想定できないこと(リスク。想定できることは、プラスであってもマイナスであってもリスクではありません)、労働時間、技術レベル、人付き合い的な難しさ。

人が嫌がるな仕事をやるならば、労働者はそれなりの対価を受けることができるはずです。

もしその対価を払わずに労働者を使い続けたのであれば、社員は間違いなく辞めます。

圧倒的な作業時間は誰が捻出するものなのか

成長するには当然時間を割かないといけません。その時間は誰が負担すべきものなのでしょうか。

業務以外で業務の勉強しっかり

会社全体の仕組みを知るといういみなのか、それ以外の業界知識や事務スキルなのかによってことなります。

本業に関係のあることであれば、基本的には業務を効率よくさばいて、業務時間内に組み込むことが理想的です。

これを業務時間外に勉強するとか、家に持って帰って仕事をするとかはやってはいけません。

本業にかかわることならば、労働者がボランティアで働いた功績を、会社は金に換えて利益を出しているという風に考えてください。

もらうなら残業、休日手当などちゃんともらえるものはもらってください。

自身のスキルに関することは、プライベートの時間を使ってやるしかありません。こればっかりはやったほうが良いですとしか言えず、個人のタイムマネジメントに拠るところが大きいです。

調べてから分からない箇所を聞く

これはどこまで時間を使えるかにもよりますが、せめて10分は調べてから来てほしいです。(可能なら1時間)

あるいは答えがわかった後に、同じことを改めて調べなおしてほしいと思っています。

検索の力は繰り返しによってつくもので、これは完全にスキルです。ある程度の時間で答え合わせをしないと時間の無駄になりますが、調べるスキルをつけるため、必ず調べてから人に聞くようにしましょう。

その時には、ここまで調べてこんな感じまでわかったというメモは準備しておくと心証がよくなります。

仕事が丁寧

仕事が丁寧って何なんでしょうね。

1つだけ言えることは、アウトプットまでに要した時間は、品質に比例すると思われがちであるということです。

丁寧さはそこそこで、さっさと1回アウトプットしたほうが良い仕事ができるような気がしていいます。

心を売る必要はない

最後に残った素直という項目です。

素直

これは、人の言われたままに、意のまま動けという意味ではないと思っています。

素直に聞くという態度をもつ、くらいの認識が良いと私は考えています。

素直に聞いたものを従わなくてもいいです。わからないこと、不満があるならそれは話し合ってクリアにすべきことではないでしょうか。

素直に聞く態度、つまり話す態度、聞く態度に対して悪い印象を持たれないふるまいをすることだと思っています。

最後に

脊髄反射で書き始めて、最後のあたりは完全に失速してしまいました。また元気のある時に書き足すかもしれません。

これから社会人になるひと、学生さんよりは多少の経験がある人の感想なので多少は役に立つかもしれません。

この記事を素直に受け止めるのではなく、自分に役立ちそうなところ、心に何か残った場所だけ切り取って持って帰ってもらえれば、それだけで十分です。

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